国立科学博物館の『鳥展』こと特別展「鳥 ~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統~」に行ってきました!
平日の午後でしたが想像以上の混雑で、公式が出している目安の時間では全然足りない!
実は過去に国立科学博物館で開催された『宝石展』も目安の時間では全然足りなかったので、独自に所要時間の目安をまとめてみることにしました。
この記事では、
・国立科学博物館の特別展を見る時の所要時間の目安
・国立科学博物館の特別展チケットの購入方法
・『鳥展』に行ってきたレポート
・『鳥展』のグッズについて
などをまとめました。
※この記事はプロモーションを含みます。
国立科学博物館、じっくり見るなら3時間半は必要

特別展「鳥 ~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統~」は、東京都の上野公園内にある国立科学博物館で2025年2月24日まで開催されています。
開館時刻は朝9時から17時までで、最終入場は16:30となっており、夜間特別延長などはありません。
国立科学博物館の鳥展の所要時間は、
・解説までしっかりじっくり見たいなら3時間以上かかることを覚悟せよ
・さっくり見るとしても2時間は確保した方が安心
というのが個人的な見解です。
以下、理由を書いていきます。
平日午後でも激混みだった

私が行ったのは平日(金曜日)の15時くらいだったのですが、会場全体が激混みでした。
割とじっくり順番通り見ようとしていたら、混雑のためかなり進むのがのんびり。
中間地点のアナウンスがあるところ(「カモやキジのなかま」の途中か終わりくらい)ですでに1時間半ほど経過していました。
「第1会場内であれば、順路を気にせず先に空いているところから見て、あとから戻って大丈夫です」とのアナウンスもありましたが、ぶっちゃけ人が滞りがちなところは決まっているから結局そこで待つ上に、あちこち移動してロスする時間の方が多いくらいには混んでいる、という感じで、順路無視しても結局時間は変わらなかったように思います。
過去の同規模の特別展(宝石展)でも同じくらい時間が欲しかった

実は国立科学博物館で「時間が足りない!足りなすぎる!」という失敗をしたのは初めてではありません。
初めて科博に行った「宝石展」も2時間で見積もってしまい、倍の時間が必要で最後ダッシュで見た記憶が……(学べ)。
科博の地球館は、狭いようで広い上にパネル解説系の情報量が多いので、じっくり読んでいると時間がどんどん溶けます。
展示の物量が多い

鳥展、展示の量すごいです。
パネルに解説がいっぱいだし、剥製や模型もものすごい数だし、見上げたら鳥さんがいっぱい飛んでるし、とにかく見るところが多い。
私は骨系はあまり興味がないので骨格標本などはサラッと見ていたのですが、それでも3時間半は欲しいと感じたくらい充実しまくり。骨まで見てたら多分5時間コースでした。
じっくり見る人は閉館から時間を逆算とかしないで、とにかく早い時間帯から行くことをオススメします。
細かい解説も面白いので、ついつい読みたくなる

鳥展の剥製や標本には当然このように1つ1つ名前や分類などの解説がついているのですが、その下の余白部分にある解説文が結構面白くてついつい全部読みたくなっちゃうんですよ。
「オオハクチョウ」の解説で、バレエや童話のもとになっているといった優雅な内容のあとに「体が大きいだけあって気は強い」ってオチをちゃんと持ってきてて面白すぎる。私は一人でめっちゃニヤニヤしながら読んでました。最高か。
(確かに白鳥は割とガツガツしてて、越冬地に行ってこっちがパンの耳持ってたりすると目ざとくこっちに来る)
こういうおもしろ解説、1つ見つけちゃうとまたあるんじゃないかって全読みしはじめて、結果時間が溶けていくのです。
ちなみにこの「オオハクチョウ気が強い」エピソードは図録の解説にはありませんでした!
会場でしか読めない部分もあるなら、全部読みたかった……。
時間が余っちゃったら、近くでいくらでも時間を潰す方法はある
時間を多く取りすぎて余っちゃうのが嫌だ!
そんな心配は不要です!時間を潰すところ、科博の周りにたくさんあります!
もしも時間が余ってしまったら、国立科学博物館に併設されている「くじらカフェ」で特別展コラボメニューをいただきながらまったり過ごしてはいかがでしょうか。
くじらカフェが混んでいても、国立科学博物館は上野公園内にあるため、他にもカフェや飲食店を見つけやすいです。
JRで移動なのであれば駅ナカでも何か食べたり飲んだりできますし、改札外でも色々お店があるので時間は有効活用できるでしょう。
鳥展・国立科学博物館のチケットはアソビューで買っておくとQR入場で早い!
今回の特別展「鳥 ~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統~」のチケットは、アソビューで前売り券で購入しておきました。
今から購入すると当日券価格になるのですが、前もって購入しておくことで入場がスムーズになるし、スマホを見せるだけで簡単なので本当に便利です。
名古屋の人は、2025年3月14日までアソビューで前売り券販売中です。
購入時に行く日を決める必要はなく、利用不可日以外であれば入場できます。
国立科学博物館での今後の特別展のチケットや、他の上野・浅草エリアの展示も、アソビューで前もって購入することが入場がスムーズになるものがたくさんあります。
科博の特別展のアソビューチケットはこちらをチェックしてください。
科博の常設展チケットも、アソビューで購入すると入場がスムーズです。
(こちらのリンクは常設展チケットしか出てこないことがあります)

鳥展、パネルも剥製も復元模型もとにかくすごかった

ネタバレになっちゃうのであまり載せませんが、先にも書いた通り、鳥展の情報量は本当に半端なかったです。
剥製も1コーナーだけでもこれだけあって、1体1体じっくり見たかったのが本音。
見上げると鳥は頭上にも展示されているし(多分これは剥製ではなく模型だと思うが……確認してませんごめんなさい)、映像資料も2分以内の見やすいものばかりでたくさんあってわかりやすかったし、マンガでの解説もたくさん盛り込まれていて本当にわかりやすく、鳥に詳しくない人でも好奇心を刺激された人は多かったのでは?としっかり感じられる展示でした。

上野といえばパンダ。パンダガモと言われているミコアイサもいました。可愛い。子供の頃から好き。
これ展示とは別の話なのですが、ミコアイサは冬に皇居周辺にもいるらしいんですよね。寒いけど今度見に行こう。
鳥展はグッズも充実!スヌーピーコラボも!

特別展「鳥 ~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統~」のグッズは、鳥モチーフの様々な雑貨はもちろんのこと、東京開催らしく「ひよこ」とのコラボお菓子や、スヌーピーで有名なピーナッツとのコラボグッズなどもありました。
ピーナッツ、よく考えたらウッドストックが鳥ですもんね。

鳥展、じっくり見る時間が足りなかった!という人は図録を購入しましょう。
この図録、150ページ以上ある上に紙いっぱいにみっちみちに情報が詰まってて、ちょっとした鳥図鑑以上に内容が濃く詳しいです。
各鳥の解説はもちろんのこと、この展示のテーマである進化についてもガッツリ解説が掲載されているので、展示内容の復習にピッタリ。一気に鳥に詳しくなれるでしょう。