2021年6月にリニューアルしたJR東日本のチケット申し込みサービス「えきねっと」。それに伴いアプリも大幅にリニューアルされてアップデートされました。
とはいえ、実は私はなぜかいつもWeb版でばかり予約を取っており、アプリ版の「えきねっと」を利用したことがなかったんです。
リニューアルを機に試してみたいなーなんて思っていたら、直後に東京から富山への旅行が新幹線移動となったため、その際の予約で利用してみたら、愚痴と要望がダダ漏れになりました……JRのWeb関係の使い勝手、昔から悪いのが全然改善されてない!
何ならこの記事の元記事から4年経過した2025年もあまり使い勝手は改善されておらん!
というわけで、基本的な使い方指南と注意点盛り盛りのレビューをお届けします。
※この記事はプロモーションを含みます
まずはログイン。新規申し込みから新幹線チケットを買えます。

新幹線予約をするには、まずは『えきねっとアプリ 新幹線・特急列車の予約』にえきねっとユーザーIDでログインします。持っていない人は新規登録しましょう。ログインできたら、「新規申し込み」をタップします。
ルート検索で候補の列車を検索。割引利用は時間に注意!

新規申し込み画面では行きたいルートを時間指定して検索すると、候補のルートと列車が表示されます。私鉄やメトロなど、JR以外を経由するルートだと、1番最初のルートのように購入ができない表示になってしまうので、JRの乗り換えのタイミングの場所から検索するようにするとスムーズです。到着時刻指定で検索した場合には、出発時刻が遅い順で表示されました。

この時は一番出発が遅い、大宮で乗り換えるルートを購入することにしました。
乗る新幹線はえきねっとの「えきねっとトクだ値」の設定があって、10%offで新幹線を取ることができました。
「えきねっとトクだ値」は現在は「新幹線eチケットトクだ値」になり、新幹線の料金が5〜30%offになる、列車・席数・区間限定のサービスです。
現在乗車前日まで申し込み可能な「トクだ値1」と乗車14日前まで申し込み可能で割引率の高い「トクだ値14」があり、特急向けの「特急トクだ値」もあります。
以前のえきねっとはトクだ値で「当日申し込み可能と言ってもAM1時50分まで。発売期間最終日がシステムメンテナンス日の場合、乗車日前日の23時50分まで。」みたいな営業締め時刻ベースガン無視の注意書きを小さく書いて「当日買えるって書いてあるのに売り切れですらない見つからない」とユーザーを混乱させていたわけですが、現在は「トクだ値1」でも前日23:50分まで購入可能と明記されるようになりました。
ちなみに、帰りの便は時間が読めなかったため当日朝に申し込みをしたのですが『えきねっとアプリ 新幹線・特急列車の予約』からチケットを取るとJRE POINTは貯まるため、ポイントを貯めている人はアプリからのチケット予約の方が良いでしょう。
新幹線ではない特急の場合、申し込み時刻までにチケットレス特急券で購入すると35%offになる便が多いようです。(乗車券は定価でICカード残額を使用)
ちなみに、渋谷ー大宮間の在来線の料金は、特に申し込みをしない場合にはSuica等のいつも使っているICカードで入ると新幹線改札で自動精算になります。えきねっとでの追加もWebの方で可能でしたが、その場合にはその区間分(この時は渋谷ー大宮間)は切符を発券しなければならず、加えて割引も特にありません。交通費精算の関係で領収書をまとめたいというケースなど、特別な理由がなければ、ICカードで乗ってしまったほうが楽です。
座席を指定しましょう

乗る新幹線の便が決まったら、座席を指定します。
座席は、座席番号が表示されているところは選択可能になっています。席が埋まり気味の時や設備の関係で別の号車に移動したい場合には、画面左上の「号車変更」から号車を変更することも可能です。
予約申し込みをしたらICカードを紐付けします

予約の内容を確認し、支払い方法等を入力・確認したら予約を確定させましょう。
そして、ここで大切なのが、「ICカード情報入力」です。
えきねっとで購入した新幹線チケットは、ICカードで入場できるようにすると、発券しなくて楽なのでオススメ。ですが、予約を完了させただけでは、新幹線チケットとICカードの情報は紐付けされていません。オレンジ色の「ICカード情報入力へ進む」をタップして紐付け作業をしましょう。

次の画面で「ICカードの確認・変更」と出てくるのでそこをタップします。
ICカードを「えきねっと」に登録している場合には、候補のICカードが出てきます。その中から使用するものを選択して「選択したICカードを利用する」をタップしましょう。ICカード未登録の場合や、登録のものから変更・追加したい場合は後述します。

確認画面が表示されるので、列車名と号車、ICカードが合っているかどうかを確認したら、「確定する」をタップすることで、ICカードと新幹線のチケットの紐付けが完了します。これであとは当日に新幹線改札で指定したICカードを改札で「ピッ」とかざすだけで新幹線に乗車できます。
複数人申し込んでいる場合には、他の人の分のICカードも同様に紐付け設定します。
えきねっとに登録しているICカードの変更・追加をしたい場合
「えきねっと」サービスにICカードを設定していなかったり、現在登録してあるものを変更したい場合、別の人のICカードを登録するにはトップ画面左上の「≡」から、メニューを開き、「各種設定」をタップ、さらにそこから「Webサイトにログイン」からアプリ内ブラウザに飛んでログインをして設定変更をする形になります。
各種設定でICカードの覧が表示されてるからそこでできるのでは?と思いますが、各種設定で追加できるのはWebサイトで追加済のもののみ。
なんて面倒くさいんだ……と心の声が漏れるのはまだ早い!ログインしてICカード登録をするには、登録したメールアドレスに送られたワンタイムパスワードを入力する必要がありこれまた一手間。アプリの中で1ログインで完結する仕様に早くしていただきたいです。

ちなみに、カードのICカードを持っている場合にはICの番号は裏側に記載されています。
iPhoneユーザーでモバイルSuicaを利用している人も多いと思いますが、モバイルSuicaの場合には、アプリを開き、トップ画面のSuicaカードの絵の部分をタップするとSuicaIDの番号(JEで始まる17桁の番号)が表示されます。こちらを「えきねっと」の登録情報で入力して登録しましょう。ICカード名は自由に設定できるので(上部モザイク部分に表示されます)「自分の名前」「ニックネーム」「〇〇くん」などわかるように設定しましょう。
紙の発券はできる?ICカードを持っていない場合には?
「おばあちゃんだけがICカード持ってない!」みたいなこと、特に家族旅行では起こりそうですよね。
申し込んだ人の中で誰かがICカードを持っていない場合には、予約したチケットは全て紙での発券になります。
「えきねっと」の新幹線eチケットサービスでは、その時の申し込み分全員がチケットレス乗車をするか、全員が紙のきっぷで乗車されるかのどちらかを選択する形となり、ICカードと紙の切符の混在はできないとのことです。
家族であればこれを機会に、新幹線用にICカードを持ってもらっても良い気もします。
そして新幹線に乗る時もバタつく仕様にご注意を
Web版の「えきねっと」はやたらすぐにログインが切れたり、やたらとログインを要求されるなという印象なのですが、『えきねっとアプリ 新幹線・特急列車の予約』も全く同じ調子でした。
乗車時間を確認するためにアプリを開くとログイン画面、駅に着いて乗車する号車を確認しようとアプリを開くとログアウトされていてまたログイン画面、乗車直前に座席を確認しようとアプリを開くとまたログアウトされていてログイン画面、とすぐにログアウトされてしまう仕様になっています。つい10分前にも画面見てたのに!!!またログアウトされてる!ということが頻発するので、チケット情報画面はスクリーンショットをとっておいた方が便利です。
JR東日本さん、最終ログインからせめて12時間はログアウトさせなくてもいいと思うのですが、いつまでこの仕様を続けるのでしょうか?
だいぶ愚痴や改善希望の多いレビューになってしまいましたが、『えきねっとアプリ 新幹線・特急列車の予約』を利用すると、ちょっとお得に新幹線に乗れるのは事実としてあります。初めて使うとびっくりする点は多いのですが、使い慣れれば基本的な利用はできるようになるのでぜひ東日本の新幹線移動の際には活用してみてください。
アプリでJR東日本の新幹線に乗るの毎回ややこしいんだわ、という人はNAVITIME Travelでチケットを取っても良いかもしれません。チケットを物理で発券、自宅や職場まで郵送してくれます。

新幹線旅行なら仙台はいかが?