英語、読めるけど話せない!書けるけど音読は得意じゃない!そんな、口に出す「英会話」が苦手だという人に利用を検討して欲しいのが『AI英会話スピーク – スピーキング練習で発音や英語を勉強』というアプリです。
AIを活用して会話の練習を行うので、対面だと人見知りを発揮してしまったり、緊張してしまう人でも大丈夫。フレーズを声に出して能動的に繰り返し練習することで、実践に使えるようにしっかりと叩き込むことができるんです。
現在はビジネス英会話コースや日本語で学べるコースもどんどん追加され、より幅広い会話を学ぶことができます。
とにかく量をこなせるから身につく!アメリカ英語がいい人にも

『AI英会話スピーク – スピーキング練習で発音や英語を勉強』は米国シリコンバレーで生まれた、スピーキング特化型の英会話学習アプリです。
とにかく話すことに特化しているので、「ペーパーテストならいい点なのに、口から英語が出てこない」「話す練習をする機会がない」といった人にぴったりなんです。有料会員になってレッスンを行っている人は、実質レッスンし放題!
英語はアメリカ英語を採用しているので、アメリカ英語ベースで英会話の発音を整えたい人にも向いています。アプリ内で流れる動画コンテンツは、ロサンゼルスで収録しているとのこと。
各トピックの最初は、ネイティブの先生がお手本や発音のコツ、東アジア人が間違えやすいポイントなどをビデオレッスンで解説、それを復唱する仕組みなので、完全にAI任せすぎないところも学習しやすいポイントです。
スピークのアプリがおすすめの人
・英語の読み書きはできるけど、英語で会話をするのが苦手な人
・とにかく会話の量をこなしたい人
・人間相手だと緊張してしまうので、AI相手で練習したい人
・ノリではなく正確な英語での英会話も習得したいと考えている人
・アメリカ英語をベースとして英会話を習得したい人
・超初心者で日本語を使いながらまずは勉強したい人
・中上級レベルの英語やビジネス会話を、ネイティブの発音を聞きながら練習したい人
ミニコースやAI講師とのロールプレイ特化レッスンもあります

スピークのアプリでは、強化したい内容に合わせたミニコースで追加のレッスンを受けることもできます。
言いたいことが英語で出てくるようにする語彙力アップや、AMとPMの使い分けといったライフスキル、発音など、英語のちょっとした疑問にも対応する内容が多くてとても役立ちます。

AI講師のメニューでは、「ハンバーガー屋で」「お土産屋で」「同僚と寿司パ」といった実際に生活や旅行の中であるであろうシチュエーションをもとにロールプレイを行い会話の練習をすることができます。
無料プランでは一部のレッスンのフレーズ確認ができるだけで、実際に会話の練習をするには後述のプレミアムプランに入る必要があります。
日本語で学べるコースも続々リリース!

スピークでは、超初心者向けに日本語で学ぶ超基礎コースも続々追加されています。
基本的にスピークでは各トピックの最初のイントロダクションは英語でのビデオレッスンとなるのですが、超初級コースは日本語で話しながら解説してくれるので英語に苦手意識がある人でも入りやすいです。
日本の先生だと発音が心配かも?と思うかもしれません。しかし、私が使ってみた中で出てきた日本語話者の先生は「大学だけアメリカでしたみたいな人の発音とぜんぜん違う、ちゃんと子供の頃にネイティブに揉まれてきた人の英語」の発音なので信頼できます。
また、訪日客との英会話やおもてなし英語も日本語中心で学べ、人によっては明日からすぐ使える内容なので学びがいがあります。
スピークのアプリの使い方
私はスピークのアプリがリリースされた2023年の割と早めの時期から利用しています。
その当時のものになりますが、アプリの始め方を振り返ってみました(内容は現在は変更になっている可能性があります)。
スピークのアプリの始め方

スピークを始める際、まずは以下の質問に答えていきます。
・英語を学ぶ目的
・スピークを通じて最も伸ばしたいところ(発音・スピーキングに対する自信など)
・どれくらいの頻度で練習したいか
・興味がある内容

答えた内容をもとに、アプリ側がおすすめのコースを提案してくれます。
ここでは特にコースを選択するわけではないので、「次へ」をタップします。
さらに質問が続くので、答えていきます。

自分の思う英会話のレベルについても答えます。テストをするわけではなく、自己申告制です。
質問が終わったら、他のデバイスでもレッスンを受けたい人や、有料会員になることを検討している人は会員登録をしておくのがおすすめです。

質問に答え終わると、自分専用の学習プランを作成してくれるので「今すぐスタート」で早速レッスンを開始しましょう。
無料の状態だと、各レベルの一番上のレッスンはお試しで受けることが可能です。下にある王冠アイコンの付いたレッスンはプレミアムプラン限定となります。
スピークアプリでレッスンを受けよう

レッスンでは、キーとなるフレーズについて最初に解説があります。
解説は基本的に英語で話されますが、「英語じゃ理解できん!present perfect tenseって何???」となっても字幕がちゃんと出るので大丈夫です。レッスンを行うにあたって、マイクと音声認識のアクセス許可をOKにしておきましょう

レッスンの最初はビデオレッスンによるキーフレーズの発音練習で、「キーフレーズを聞く」→「キーフレーズを話す」→「アレンジ練習」が基本の流れとなります。
スピーカーアイコンでタップして発音のお手本を聞き、マイクをタップしてスマホに向かって話してみましょう。自分の発音を聞くこともできるので、どんな風に聞こえるのかもチェックできます。私は意外と「k」の発音が弱いかも?と思いました。

ビデオレッスン中の発音練習では、インストラクターが発音のコツなども教えてくれます。
英語は単語一個一個を発音するというよりはつながって発音することの方が多く、どのようにつなげるのかなども教えてくれます。
最初のビデオレッスン動画では、1つのレッスンがどのような流れになっているかの解説も含まれており、レッスンの大きな流れがわかるのも良かったです。

レッスンが完了しました。毎日続けると連続記録が続くようになります。
英語は毎日少しずつでも触れることで定着しやすくなるので、本気で学ぶならとにかく毎日アプリを開き、レッスンを少しでも受けましょう。
スピークのレッスンは時間の目安が書かれている上、短い時間でも取り組めるので続けやすいんです。もちろん時間がある時にはまとめて進めてもOKです。

スピーキングドリルでは、覚えた表現を口に慣らすためにひたすら例文を話していきます。
このレッスンでは「Have you〜?」の表現を覚えるために「Have you been to〜?」のアレンジや、「Have you tried 〜ing?」といった表現にも挑戦しました。アレンジ表現に移る際は、簡単な解説も入るのですぐに取り組めました。
AIとのロールプレイングで会話の経験を積みまくれる

ロールプレイのレッスンでは、実際に会話のキャッチボールをAIを相手に行い、会話を実践で使うトレーニングを積んでいきます。
AI講師を利用する際は、
・不適切な会話はしない
・情報が間違っている場合もあるので、相談はしない
・個人情報などの重要な情報は話さない
これらに気をつけて会話を楽しみながら学習しましょう。
同意して会話を開始したら、質問に答えたり、逆に質問を投げかけたりしながらAI講師と会話を続けます。このレッスンでは、サンフランシスコの本社から来日したアメリカ人社員が目の前に座ったので、自己紹介して会話を広げるロールプレイを行います。目標やチャレンジ内容も表示されるので、それに従って会話を進めていきましょう。

会話に迷ったら、「ヒント」機能もあるので使ってみましょう。おすすめの返し方を教えてくれます(今はちょっと画面違うけど、ヒント機能はあります)。
これまでのレッスンを生かし、「Have you〜?」のフレーズを使って会話にチャレンジしていきます。
ところで、このAIはひとこと返すとしっかり量の返答をくれることも多く、結構なおしゃべりさんです。時々話がいい意味で飛躍したり、AIが話す内容から新たに単語を知ったりすることもできる感じは、リアル講師での英会話でのやり取りととても近いと感じました。

会話の中でスムーズに説明できなかったり、会話が遠回りになって長くなってしまった場合は、AIが会話で使いやすいように直した文章の提案をしてくれます。
AI講師が返してきた返答が理解できなかったり、わからない単語があったりする場合は日本語訳を見ることもできます。
余談ですが、最初の方で何を答えようか考えてぼやいている内容までマイクが拾ってしまったので、ボヤく際はマイクをオフにしておいた方が良いです。会話に慣れないうちはどうしてもテンポよく返せずに考える時間もできてしまうし、そもそも日本語でも答えづらい質問が来たりするとぼやきがちになってしまうからです。

レッスンが完了したら、会話の内容を振り返りましょう。
AIとの会話では、英会話に慣れないうちにやりがちな、細かい「a」や「the」が抜けたり、逆につい余計な単語を足してしまうのをきっちり指摘してくれます。これらのフィードバックは、会話の中での英語の正確性を高めるのにとても役に立っています。私も何度も指摘されるうちに、徐々に意識できるようになってきました。
最後の要改善の部分、なぜか全然違う内容を話したのに勝手にこうなっていたので謎でした。たまにこういったエラーもまだ起きたりはしてますが、以前より頻度は激減したように思います。
プレミアムプランの料金について

スピークのフルメニューは、プレミアムプランに加入することで利用できるようになります。
プレミアムプランは「プレミアムプラン」「プレミアムプラス」の2種類あります。
プレミアムプランとプレミアムプラスの違いは、AIスピークチューターやAIにリクエストするカスタムレッスンに制限があるか無制限かといった違いです。コースになっているレッスンに対する制限はどちらもありません。
プレミアムプランは7日間の無料体験ができ、月額払いは3,800円、年間支払いは19,800円(1ヶ月あたり1,650円)となります。プレミアムプラスの場合は、月額払いは5,800円、年間支払いは29,800円(1ヶ月あたり2,483円)です。
英語の読み書きは意外とネットやAI技術を駆使すればできるのですが、会話だけは瞬発力が必要であり、それを鍛えるにはやはり実践的なトレーニングが不可欠です。
日本人は会話への苦手意識が強い人も多いため、会話に特化して量をこなせるスピークは、これからの時代を生き抜くのにきっとプラスになるスキルが身につき、良い自己投資ができるアプリだと思います。
ゲーム内でも実は英語で結構やり取りすること増えてきました。
やっぱり英語大事。